空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

2021-01-01から1年間の記事一覧

Serenade

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の11曲目。終始、美しくも単調なメロディラインをが続く中で、どうやって色を付けて曲として表現するか。演奏で付けられる色成分が多いタイプの曲。それに加え、装飾音を弾くときに中指、薬指と小指が多く使…

Velocity

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の10曲目。曲名に「Verociry(邦題:すばやさ)」とあるので、やはり指定された速度で弾けるようになることが肝なのかなと思いつつ練習。左手でブンチャッチャ、右手で旋律を弾くタイプの曲は、子供のころに…

Morning Bell

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の9曲目。ここまで来てようやく半分。変イ長調。黒鍵を多用する。 4~5和音で、音域も広く重厚なハーモニー。綺麗に響かせるための音のバランスを試行錯誤する 前奏と後奏では、右手がメロディと伴奏を兼ねて…

Agitato

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の8曲目。176BPMの16分音符がひたすら続く曲。鬼畜、否、鬼教官。三分の一くらいの速さで弾けるようになってから徐々に目標のスピードに上げていく方針。少しゆっくり目でも曲としては成立する感じはするけど…

Lullaby

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の7曲目。一見すると、メロディラインは単純で、リズムは単調。簡単そうに聴こえる。ただ、右手の旋律以外の音が左手と連携して伴奏を兼ねるところが、演奏技術としては高度であると思われる。理屈は分かった…

The Merry Maiden

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の6曲目。最初から最後まで、右手で2音をスタッカートで弾き続ける。地獄。ブルグミュラー師には珍しく、ひたすら単なる練習っぽい練習曲。きれいに弾けるまで右手を鍛える。ここまでやってきて、この練習曲…

The Spring

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の5曲目。4曲目の Gypsies とは打って変わって、単純な旋律に装飾がこれでもかと付いている。怪我をせずに練習するにはどうすればよいのだろう、と練習する前から悩むくらい疲れそうな曲。これは練習でどうに…

The Gypsies

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の4曲目。難しい。25の練習曲で初めて「Austrian Dance」を弾いたときに、体の中にないリズムに戸惑った(しかし今では最も得意な曲の一つになった)のと同じように、この曲もまた自分の体内に記憶されていな…

The Shepherd's Return

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の3曲目。序盤なのでシャープも一個で読みやすい(ト長調)。25の練習曲に比べて、1音1音のアーティキュレーションの指示が細かいので、しっかり弾きこなすのは難しい。裏を返せば、趣味としてコツコツ弾き込…

The Pearls

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の2曲目。音楽の構造を知る前に楽譜を見ると、今までにない32分音符の連なりに「いきなり城の外に出たらラスボス出現か!」と凍りつく。しかし、そこにはしっかりとカラクリがあった。まずは32分音符を全部無…

Confidence

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の1曲目。新たな旅の始まりである。日本では「18の性格的な練習曲」として翻訳されているが、一体「性格的」とはなんぞやである。「特徴的な」と言ったほうがより正確だと思われる。楽譜は装丁が綺麗という理…

2021年の目標

前回の更新から一月以上空いてしまったけれど、相変わらず毎日ピアノの練習は続けられている。子供の頃から心残りであった「エリーゼのために」と「トルコ行進曲」をひとまず通して弾けるように練習しながら、25の練習曲以降の計画を考えていた。「エリーゼ…

謹賀新年

今年もよろしくお願いします