空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

Terminalで9ptのMonacoフォントを使う

Monacoの9ptというのは私がMacでコードを書くときに,いつもお世話になっているお気に入りのフォントだ。気に入っている理由は,一番小さく,コロコロ可愛くて見やすいから。小さいながらも,コロン,セミコロン,カンマ,ピリオドなどの点の表現に4ドット使っているのが特徴。全体的に記号が見やすい。

前々からこれをTerminalで利用したいと思っていたのであるが,実はこれ,どういう理由なのか分からないけれど,Terminal で使うと,最初の一文字目だけ文字幅が1ドット少なく描画されて,表示がカッコわるくなるという問題があった。こんな感じである。

Macで育ったユーザとしては,こんな表示は受け入れ難く,悲しくて画面を見ていられなくなる。なので使ってなかったんだけど,今日たまたま,これを直す方法を発見した。手順は

  1. Terminal で Monaco 9pt を選択。設定を保存
  2. ~/Library/Preferences/com.apple.Terminal.plist をダブルクリック
  3. Property List Editor で FontWidthSpacing をいじる。初期値は 1 になっていたので1.001 にしてみる
  4. plist を保存する
  5. Terminal を再起動して確認
  6. (治らない場合は 3 に戻って,FontWidthSpacing を 1.002, 1.003... と 0.001 刻みに少しずつ増やしてみる)

私の場合はWindowの幅を120文字に設定していて,設定値は 1.002 で上手く表示されるようになった。こんな感じ。

表示が治ったのは嬉しいが,残念なノウハウである。Macの描画(とくにテキストエディタ)が遅いのは,描画の座標を整数ではなく浮動小数点で管理しているからなのかな。

ちなみに,このやり方は私が編み出したわけではない。私が発見したのは,この方法のほうではなく,下のページのほうね。

どうやら Leopard では,この問題は既に修正済みのようだ。