空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

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気を取り直して新しいページで虎之巻は続く。
今日はすごいチケットが手に入ったので(もらいもの)、 滅多に聞くことのできないウィーン国立歌劇場のオペラを上野で1人で観た。 演目は喜歌劇「merry widow」…。いつもの堅苦しい雰囲気とは違って、手拍子や、 日本語(しかもすごく不自然な)の冗談もあったりでとても良かった。 なによりも、ぴっちりしたスーツが多い中、革ジャン&Gパン1人というのは、 いかにも似つかわしくなくシュールで良かった。 一応、髪型だけは一応音楽会風にしてみたんだが、 さながら歩く不協和音と言ったところか。

いつもいつも思うのだけど、オペラやミュージカル、 歌舞伎や文楽にいる客層は大抵平均年齢 55 歳と言った感じ。 着飾った御夫人達は若者とは違った華やかさを持つが、やはりおじおばおばした空間だ。 我々の日常の感性からすれば、ウン万円も出して、 音楽を聴きに行くなんて…と思うのが普通だけど、 年寄りの趣味にしておくにはあまりに惜しい気がする。 新国立劇場には Z 席というのがあって、当日 1,500 円でチケットを買うこともできるので、 シャンパンを片手にオペラを観るのも安上がりでそう悪くはないと思う。