IT人材がシリコンバレーを去る時
CNET Japanの記事より
──あなたは若者が技術の習得や就職のために米国に渡っても、インドや中国などの途上国は頭脳流出を心配する必要はないと主張されていますね。それはなぜですか。
歴史上初めて、頭脳流出は必ずしも一方向のプロセスではなくなったからです。シリコンバレーから生まれた技術によって、コミュニケーションのコストが大幅に下がったことが大きな要因です。今ではチームの半分が台湾に、半分が米国にいても、IMを使ってリアルタイムに、しかも安価に話をすることができます。長距離の移動やコミュニケーションも容易になりました。
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──技術者のグローバル化が進んでいます。若手エンジニアに何を助言しますか。
プログラミングや工学だけでなく、広範な教育を受けることを勧めます。多文化のチームで働くこと、自分が開発している製品の社会的な側面を理解することがますます必要となっています。
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──起業志望者には、どこに拠点を置くことを勧めますか。
自分が理解している市場を選ぶことが重要です。ローエンドの携帯機器を中国人に販売する事業を立ち上げるなら中国で起業するべきです。研究開発の一部は米国で行ってもよいでしょう。
のあたりは,うんうんそうだよなぁと特に実感していること。プログラムが出来るというのは,どの会社でも有り難がられるので,潰しが効くスキルかもしれない。だけど,それだけだと使い捨てられる。本当に重宝されて付加価値が高いのは,その会社のビジネスロジックに最適化された技術を持った人なんだと思う。逆に,そこで差がつけられなそうな職種を選ぶのは,私には出来ないかも知れない。
結局,「天才プログラマ」など存在しないというのが私の思うところ。天才デバッガは,…いそうな気がする。それから経験を積むにしても「積み重なる」経験を積まないと,後で痛い目を見るだろうなと,思ったりもする。流行ものを追う危険はそこにあるかも。脈絡なし。