空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

覚書(旅)

僕はなぜ旅行を思い立ったか。明日からの旅行の目的

  • 未踏の地「四国」探訪
  • 林道の日本最高峰「剣山スーパー林道」を走破
  • 川遊びの象徴「四万十川・沈下橋・飛び込み」を実践(大人はあまりやらないらしいが)

川遊びは,小さいころからの僕にとって「夏休み」の象徴だった。近所の川は汚くて,しかも蛭がいっぱいいて泳げなかった。それがいたく残念だったという思いがある。「沈下橋から飛び降りる自分」のスナップショットを撮るのがひとつの目標。
もう少し突き詰めてみると,自分のアウトドアライフに対する憧れと,一方でそれに対する「経験不足」というコンプレックスを少しでも解消したいという思いがある。山登りの道具を集めたり,本を読むのは好きだが,そんなに経験があるわけでもないのだ。林道も然り。
また,自然というルールと文明社会とのギャップを見つめるという意味合いもある。文明のもたらしたツールを自然の中で利用するというシチュエーションは,日常生活の自然と文明のバランスをちょうど逆転させるようなものだと思う。大自然に癒しを求める訳でもない。そうかといって,ハードなサバイバルを敢行するわけでもない。僕が今感じている「緊張感」の源泉は,たんに「野生の猿や山犬に襲われるのが怖い」という物理的なものだけでなく,文明社会とは異なるルールの中で,自分のアイデンティティはどのように保たれるのか,みたいな不安が根ざしているような気がする。