空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

復活

池袋東口では宗教家が演説していた。
「死後、裁きがある……神は罪を赦される………今こそ罪を悔い改め……。」
キリスト教の中では彼等は一応、過激派なんだろうか?
一方そのすぐそばでは薬屋のいいトシしたオヤジが拡声器で呼び込みを行っていた。
「今なら全商品 20%off だよ安いよ 28 日までだよ……」
いいトシしたオトナが呼び込みに頑張る姿は、なぜか直視できない。 顔を見ないように目を伏せ、やかましい拡声器の音が耳に入らないよう、垂直方向に構えた。

本日はお正月の帰省に備えて、前々から狙っていた無線モデムをポイントカードで購入。 半年前は 20000 円前後したものが、現在では 6 〜 7000 円までに値を下げてきた。 ともあれ本日から僕も無線モバイラーとして debut することになりました。
あまりに安く済んだので高校の頃から欲しかった本(『延長された表現型』R・ドーキンス)を衝動買い。 さらに余計な絵本(『数の悪魔』)を1冊、おまけに面白そうな科学漫談(『われ思う、故に、われ間違う − 錯誤と創造性』)を1冊。 こっちの方が高く付いた。 読みためた内容はすぐに忘れてしまうので、読書メモでも付けようかと画策中。

帰り道、黄色いのぼりを掲げた宗教家はお巡りさんに注意され、しぶしぶ退散の準備を始め、 僕は薬屋のオヤジの呼び込みに誘われ、1200 円の整髪料を買ってしまった。