土曜日
二週間ぶりの波乗り。1、2フィート。一度だけ理想とする速さで滑ることができた。
K氏が風邪気味なので特に外出もせず。
木曜日
中田育男先生の「コンパイラ」の8章「仮想マシンと通訳系」を読みながら、EtoLispの仮想マシンを設計する。
Lispの世界そのものであるランタイムがあり、ランタイムの中にはいくつかのパッケージがあり、パッケージの中にはシンボルが入っている。これまでの理解によるとLispのシンボルは単なる数字ではなくて、それ自身が関数や値に紐付けられている。持っているといってよい。
値はトマトやキュウリで、関数は包丁や鍋のようなものである。それらがシンボルにぶら下がってパッケージの中にごちゃごちゃ入っている。Lispの世界でやりたいことは、トマトやキュウリと包丁や鍋を使ってカレーライスを作るような作業である。この世界では関数を関数に放り込むこともできる。包丁にモータを取り付けてクッキングブレンダーをつくるようなものだろう。
仮想マシンは、トマトやキュウリなどの材料からカレーを作るまでの手順を定義して、自動的に実行する工場のようなものなのだ。色々異論はあるだろうけど、それくらいの粒度の処理系が自分には扱いやすいと思うので、それを目指して作ろうと思う。
レゴブロックを崩してまた作り直す子供のような気分。
腹が減った。
水曜日
日中、奥さんが歯医者に行っている間、会社でM氏を一時的にあずかる。
昼はコストコのフードコート。夜は煮豚の丼とうどん。
子供を寝かしつけてから自分が眠くなるまでのささやかな時間を使ってetolispを書き直し始める。本日はパーサ部分を書き直す。数年前の行き当たりばったりなコードを全て捨て去り、有限オートマトンとして設計図を紙の上に書き下し、コードに落とし込む中で状態遷移を整理しなおして、高速かつシンプルな実装になった。
以前のetolispは素朴に構文木をじかに評価する仕組みで、構文木と値の区別が無かった。今回はちゃんと構文解析から変換系を通って仮想マシンのバイトコードを生成するところを作ってみたいので、そのへんも合わせてずっとシンプルにした。
火曜日
昼は久々にスパゲッティ。夜カレーの王子様。いつもよりおいしい。