空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

波乗り

etolisp ともろもろで夜更かしの生活が続いている。でも今週末は土曜日→ビーチ,日曜日→岬に行く予定。

午前中,波が小さかったのと,恐らく予報が悪かったのだろう,浜辺には3人くらいしかいなかった。今日はいつも行っている辺りにしては水の透明度が高く,水深2mくらいの海底が見えた。それくらい透明度が高いと,波に乗って,ふと足下を見ると,まるで宙に浮いているかのような感覚になる。遥か沖にはイルカも見えた。

最初は船酔いが気持ち悪くてどうしようもなかった波乗りだけど,今では波に揺られていると,何故か落ち着くようになった手いることに気付いた。朝サーフィンも悪くないけれど,時間を気にせずのんびりと海水に浸かる週末もよい。ここまで自発的に取り組んだスポーツは初めてではないだろうか。全然スポーツとしてやってないきもするが。あまりにも気持ちよくて,今日は4時間あまりぶっ続けでプカプカ浮いていた。

ビーチブレークは海に入るたびに波の形が違うし,ブレークする場所もまちまちである。だから,あるときは右側に崩れて,あるときには左側に崩れると行った具合に,波を観察してから進む方向を決めたりする。今日一番印象的だったのは,波を捉えて斜面を乗っていたら,向こうから逆方向に崩れる波に乗って,もう一人がやって来て,ラインがクロスしそうになった瞬間だ。相手は経験者でずっと高い位置で乗っていたので,ぶつかる心配はなかった。そのすれ違い様に見た満面の笑みがあまりにも爽やかで,心が洗われた。

日本にいた頃,海遊びの文化はヤンキーの文化と並行していると思っていて,何だか好きになれなかった。でもここでサーフィンをしている人々を見ていると,大抵が一人か二人で来ていて,お互いゆるやかに放ったらかし合って,けれども秩序を保って楽しんでいる。些細な生活の一場面なんだけど,こういう感覚で生活することって,日本ではなかったよなと思った。

たんに人口密度の問題?それとも,よりオトナなのだろうか。今のところ後者の方ではないかと感じている。建物の立て付けが悪いとか,食べ物がまずいとか,そういう表層を取り払うと,この街には見習うべきものが沢山あって面白い。