空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

マイノリティになるということ

米国法人のトップからメール。「(日本という)ユートピア飛び出したことを歓迎する。それは海外生活を始めるというだけでなく,社会のマイノリティになるということだ。我々は日々,戦場の兵士のように生き抜くために戦っている」とのこと。我々の業界はわりと開かれたIT業界とはいえ非常に保守的な業界に売り込んでいるため,あからさまにこういうことは感じるのだろう。
僕がアメリカを目指した理由は,根底まで突き詰めると,そこには深い歴史が横たわっている。また,「いま,自分が〜のように思う」ことは自発的なように思えて,実は自分の生い立ちが深く関わっていることを最近よく感じる。アメリカに渡ってマイノリティとして生活することで一番明確に分かることは,恐らく自分自身についてなのだろう。そして僕が今のキャリアに魅力を感じた根底にあるものの一つに,自分自身への探究心があることは間違いない。