空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

最近発売になった上原ひろみの「Spiral」を購入。自分で新譜のCDを購入したのは,本当に久々。何年ぶりだろう。地元出身の同世代,ということで以前からCDを聴かせてもらっていた。大物の予感。僕はズブの素人なのでうんちくは語れないのだが,テクニック的な面をいうと,どちらかというと激しい曲が多いにも関わらず,聴いていて全然ストレスを感じない不思議さがあって,音がとてもクリアで,あたかもピアノと会話をしているかのような音質を醸し出している。「ああピアノがうまいってこういうことなのかなー」と,くどいようだが素人ながらに感じる。
音楽として印象的なのは,形式に拘らない自由さと,やはりライブ感だろうか。なかには美しい景色を描写した楽曲もあるが,全体的には何かモノがうごめく感があって,登場人物がいて,ストーリーがそこに語られているというようなイメージの作品が多い。僕が真っ先に思い出したのはゲームの世界。RPGでもアクションゲームでも,PS3の最新ゲームとかとコラボしたら最高に合いそうな気がする。
音楽だけを聴きたいのであればレンタルで十分なのだけど,アーティストを応援するつもりでCDを買ってしまった。最近,「共感」とか「応援」が,購買の動機になることがある。これって豊かさの現れだろうか。