空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

Y Combinator

IT戦記のid:amachangがネタを振れば,danさんが空かさずフォローして内容を深めてくれる。

ここで注目して欲しいのは、ここにはvar Y = function(f){ ... }とした場合のYという「名詞」もなければ、arguments.callee()といった「代名詞」も存在しないこと。

それなのに、λ Calculusはチューリング完全、すなわち万能コンピューターを作ることができる。

「世界の中に、誰もいませんよ」と言葉が言った。

んじゃなくてλ Calculusがそう示唆しているのだけど、もし我々がチューリングマシンだとすると、「自分」というのは自明の存在ではなくて、このような関係性のネットワークで出来ている可能性が多いにある。arguments.callee()は実は単なる構文糖衣で、実際のところこのY Combinatorみたいない奴がぐにゃぐにゃと絡まった結果、たまたま「自分」らしきものがあるように感じられる、そんな感じ。(『Y談 - 自分って自明?』)

目から鱗が落ちた。まさかそこに結びつけようとは。