空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

インド式の筆算で二桁のかけ算を暗算する方法

via 湘南 研究所

試してみたけど,頭の中に 4 つの数を格納することができれば,意外と簡単にできるようになります。計算ステップは

  1. 上の位同士をかける x 100
  2. 内側たすきがけ x 10 を前の結果に足す
  3. 外側たすきがけ x 10 を前の結果に足す
  4. 下の位同士をかけて前の結果に足す

の四段階。たとえば,23 x 45 を計算するときは,まず最初に

23 45

を思い浮かべて下さい。十の位の 2 と 4 で,まずは 800 を作ります

23 45 800

次にたすきがけをします。23 45 の内側の 3 と 4 を掛けると 12 ですね。それを今度は 10 倍して 120 を作ります。

23 45 800 120

できた結果は,すぐに足して,800 のことは,忘れましょう。

23 45 920

今度は 23 と 45 の外側を掛けて,10。それを 10 倍して 100 を作ります。

23 45 920 100

今度もできた結果をすぐに足して,920 のことは,忘れましょう。

23 45 1020

最後は,下の位同士を掛けて 15 を作ります。これを作ったら,23 と 45 は忘れてしまいましょう。

1020 15

これを足しあわせると,最後に残るのが

1035

慣れてくると「えっとー 800…,920…,1020…,1035!」って感じで暗算できるようになります。細かいことですが,たすきがけ同士を先に足してしまうのも良いかも知れません「800…,220…,1020…,1035!」みたいな。私のようにレジスタが少ない人間は,たすきがけを二つやってる間に 23 と 45 と 800 のうちどれかが蒸発してしまうんですが…笑。最後の足し算の直前で 23 と 45 を意図的に「忘れる」のは,最後の足し算の速度と精度を高めるための涙ぐましい工夫^^。実際に 4 つの数といっても,コンピュータと違って人間の頭が四桁の数と一桁の数を記憶するコストは同じではないので,最後の方は一杯一杯なんです。

算盤をやってる人には全然かなわないんだけど,これはこれで良い頭の体操になるんじゃないでしょうか。

# この例だと 900 と 135 に分解した方が早いかな。