空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

LA

大学時代の友人と会う。航空機パイロットとしてこちらで訓練をしているとのことだ。渡米1年半が経ち,ようやくprivate pilotの資格を得たところとのこと。携帯を持っていなかったので,LAXにて待ち合わせ。いつもだいたい約束の時間に遅れるのだが,今日は向こうが一時間の遅刻。空港をさまよって結局予定より一時間半ほど遅れて出発。
本日はリトルトーキョーを見てみる。アメリカのその地域の治安の善し悪しは,たいてい柵の高さから判断することができるのだが,リトルトーキョーの南は噂に聞いた通り,私有地の周りは身長を超える柵で囲われているだけでなく,そのうえ鉄条網があしらわれているようで,確かに治安が悪そうであった。道路もデコボコで汚い。
「LAダウンタウンにある日本人街」ということで何かを期待していたのだが,実際には観光客もいなくて何だかしょぼくれていた。ただ友人の住んでいる地域には,日本のものが買えるスーパーがないらしく,NIJIYAで「ポッキー」やら「たけのこの里」やらを購入していた。
日系人の苦難の歴史を記録した博物館も近くにあったのだけど,元は同じ日本人としても,なかなか馴染めない微妙な雰囲気を味わった。戦中戦後と差別を受け,苦しんできた歴史は救いようがないくらい可哀想だ。でも,そんな歴史を博物館を作ってまで後世に刻み付ける意義って何なのか,私には正直よく理解できなかった。
その後はトーランスのMITSUWAで買い物をして,海岸線をうろつき,どこぞのビーチでサンセットを見て,Santa Monica近くの焼肉屋で晩飯を頂きながら,昔話に花を咲かせる。