空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

Vim

先日(d:id:xoinu:20051126),友人がvimを入れて色が付くいたと自慢していたが,今度は画面を分割(sp,vsp)させたりispellでスペルチェックが出来ることを誇らしげに自慢された。どうやらviの師を見つけたらしい。2年前にWindowsとMacの区別も付かない状態で今の研究室に入って以来,どうも何度も何度も間違った師匠に出会っているような気がする。不憫だ。最初の師としては…。
viの多機能ぶりって完全にemacsに対する劣等感や反骨精神によって実装されているようなものだと思っている。なんか無理矢理感があるし,貧乏臭い。みたいなことを言って,さらに,viに無さそうなabbreviationとか,本場のispellなどを披露して現実を見せてあげた。そうとうemacsに移行しようか心がうずいたようである。
しかし別にviを否定する意図は無くて,viの利点は多機能さじゃなくて,自慢すべきはシンプルなキーバインドだったり「スパコンでも何でもどこでも動く」という所なんではないかなと教えておいた。viの多機能ぶりはあくまでemacs初心者が「こんなこともできるよー」と自慢して来たときにカウンターパンチを浴びせる程度にしか使えないのだと。そこで自分(の使っているツール)のウリを見誤ってしまうことは色んな意味で不毛なことをしたり,巻き込まれてしまうよと。
アカデミックな人と話をする時は上のような話で盛り上がれるわけだが,実は,実業務ではVisualStudioでマクロをガリガリ書いて使ってる。VisualStudioはやっぱりスゴいっす。年末にリリースされた.NET 2005が本当に楽しみ!…えっとそういう話で締めくくっていいんだっけ。