PowerBookG4の分解Tips
週末,twitterでわんわん騒いでた件。つい最近もiPhoneに水をこぼして,乾かしたりとかしてたわけですが,今回はPowerBookにコーラをこぼされてしまいました。特に水の浸入しやすいポート周りを中心に横からアタックされ,即死状態でした。
直ぐに電池を抜き,ドライヤーで加熱して乾かしたものの動かず。仕方が無いのでbackupのためにハードディスクを取り出すため分解しました。幸いハードディスクは生きており,backupには成功。そして一縷の望みをかけて,綺麗に掃除して組み立ててみたところ,何とかエッチラオッチラ息を吹き返しました。というわけで,今回はPowerBookG4の分解のTipsでも書こうと思います。
参考にしたのは主に上のサイトです。
Google中にこことか読んで,かなり戦々恐々としてました。プラスチック製のiBookのときはアルミテープやカプトンテープなど,剥がしたら最後,必ず交換しなければ行けない部品があって苦労しましたが,アルミ製のPowerBook G4は,そのあたり特に気をつけなくても良いようです。
Tipsなど
分解に先立って,まず素人のやる気を挫くキーボード脇の小さなヘキサゴンボルト。普通の人はまず持っていないサイズです。ちゃんとしたサイズを買うに越したことはないですが,実はこのボルトは締め付けトルクがあまり強くないようで,精密ドライバー(マイナス)で開けることができます。
次の関門がキーキャップ外し。これのコツは「絶対に力で外さない」ことに尽きると思います。だいぶ適当ですが,イメージ的にはファンクションキーの下はこんな感じになってます。
図のように,つめが引っかかってるところを細いマイナスドライバーで押して上下にグニグニ揺らすと,白いプラスチックの部品(パンタグラフ)ごと,スルリと取れます。「するり」です。力は必要ありません。組み付けるときは,同じ要領でグニグニと揺らしながらはめるか,あるいはキーキャップとパンタグラフを一度分離してから別々に組み付ける方法がお勧めです。
あとは通常の精密ドライバーを使って,手順に沿って分解して行くだけですが,落とし穴が無いわけではありません。この手の分解の手順に良くあることですが「傷つけないようにうまく」とか「丁寧に」とか書かれている部分は要注意です。例えば,ハードディスクのコネクタですが,コネクタに直接基板が接着されていて,これを引っこ抜く時に基板を引っ張ると,ペリペリっと剥がれてアウトです(やりかけました)。黒いコネクタ部分を引っ張りましょう。
あとはPCの分解に限った話ではありませんが,パーツの管理。
これは大きく2つの流派があって,ひとつは「外したネジを元のところにまた付けておく」方法。このメリットは,パーツを無くしにくい&忘れにくいことに尽きます。この方法は,1日で終わらないような長期戦の時にはオススメですが,原理上,分解して組み立てる時に「外す→付ける」を全てのネジに対して2回行わなければならないので,単純に非効率になります。さらにPowerBookは構造上,ネジを外してもすぐに部品が外れるということはあまりないので,戻しておく方法は適用しにくいという事情もあります。
もう一つの方法は,上記のリンクにもありますが,分類して小分けしておく,という方法。番号づけも良いですが,今回は,キッチンペーパに手順と説明を書きながら並べていきました。この方法だとクシャミなどの様々な外欖で,どんな大惨事が起こりうるかは想像に難くないですが,取りあえず今回はうまくいきました・・・。
まとめ
お約束ですが,絶対にマネしないで下さい…。