空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

日記

  • 四ヶ月のM氏。「パーパーパー、ポーポーポー」と話しかけると、真似しようとする。しかしまだ唇がコントロールできずに、みるみる頬が膨(ふく)れてくる。仕舞いに唇の隙間から空気が出てきて、涙目になるまでやる。父萌え死ぬ。ああ、いつの日か「おとーさん、臭い!寄らないで!」とか言われる日が来るのだろうか。そういえば今日、石鹸使わなかった。
  • 三歳四ヶ月のK氏。学校区の先生には「母国語」を伸ばすように勧められている。ここのところ「父国語」と「母国語」の両方が伸び始めている。既に母国語は、父の話す母国語よりも上手で、父国語の語彙は、母の話す父国語よりも多い。仕事に出掛けに際に、明らかに脳内の母国語から父国語に変換したような、不自然なイントネーションで「お父さん、戻ってくる?」と聞く。父萌え死ぬ。
  • 洗顔石鹸が切れて、ここ一週間水だけで顔を洗っている。妻に「肌が綺麗になった」と言われる。高い化粧品を使う妻にスキンケアの極意を伝授する勇気はなかった。
  • 子供の写真をもっと綺麗に撮りたいので一眼レフが欲しくなった妻に「バッグを一つ我慢すれば、買えるのではないか」と率直な意見を呈したところ、落胆と軽蔑のまなざしで一瞥された。