空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

ヌルヌル秋山、再戦に意欲に思う

格闘技のルールとか,モラルとか,それで勝敗が無効になったりする回路がさっぱり分からんのだが,もはやこの件は水に流して終わらせてしまった方がよい。次の戦いは,どちらが勝っても,どちらもヒーローにはなれない。残るのはものすごく清々しくない気分だけである。

年末の戦いが,仕返し,もっと言えば「復讐」であったことは,会場の三崎コールからも明らかである。復讐はする側にもされる側にも応じる理由があって,これはまだ許せる。赤穂浪士の討ち入りとかね。

復讐だって,簡単なことじゃないよ。だからそれを成し遂げた三崎選手は,ともあれヒーローで,秋山選手は返り討ちにできなかったときに真の敗者になった。ここでそれを「確定」させとくことって,お婆ちゃんの知恵袋じゃないけど,古の知恵だと思うんだよね。もうこの土俵で戦うなって!

復讐の三倍返しは認められるけど,復讐の復讐は絶対にしてはいけない。それを禁じる道理はないんだが,人間の営みとしてそれは有益じゃないってことは,遥か昔から知られている。いい加減,ヌルヌルしてないで気付いて欲しい。