空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

仕事

私はいちおうSenior Software Engineerという肩書きをもらっているのだが,しかしてその実体はというと,最近は朝から晩までドキュメントの翻訳ばかりだったりする(哀)。翻訳自体は,ぱっと頭に浮かんだ日本語を即座に英語化する訓練になって,それなりに面白い。人間の言語中枢はどこにあるのか分からないが,普段流れていない部分に血が巡ってる感じで,とても心地よい。

それはそれで結構なのだが,ただ仕事としてみたとき,途端に不安を覚える。何しろ,今自分がこの仕事をやらせて給料を頂いているのは「ただそこにいたから」「猫の手も借りたい」というただそれだけの理由であって,それは自分の能力とは全く関係ない部分で必要とされ,いくらでも私の代わりになる労働者がいることが明確なのである。

こういう作業を体験して初めて,改めて自分が仕事において何を大切にしているかを知ったような気がする。

・・・といってもまだ3日目だったりする。