空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論

原題の let my people go surfing に惹かれて,ちょっと手に取って読んでみた。パタゴニアというアパレルメーカの経営者による本。サーフィンというスポーツは,今まで自分が気付かなかった,じつに色々なことを考えさせたり,感じさせてくれるスポーツだ。私自身,半年以上,沖での「船酔い」に悩みながらもそれを克服して,ようやく楽しめる領域に入って来たところ。んでもってこの本。サーフィンと人生について語る人はいるけど,経営まで熱く語っちゃう人がいるんだ!と思って読んでみた(違ったけど)。

この本ではビジネスを営む上では「理念」というものが,いかに大事であるかを考えさせてくれた。ほとんどの章は,その理念を展開してるだけで,特に役に立つ知識が載っているわけではない。後半に進むに連れてだんだん,宗教的で押し付けがましいものが出てくる。それでも,地に足がついていて,一貫してそれなりに筋が通っているところは,生き様として羨ましいものがある。

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論