空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

LAX-NRT-BKK (6) タイのタクシー事情

バンコクに戻り,前回,220THB で行ったホテルに行く。空港の地階のパブリック・タクシーである。同じ乗り場で,同じ方法でタクシーをゲット。したはずだった。

なのにね,乗ったらメーターが点灯していないのですよ,これが。おまけに,運転手は 450THB を要求。あいにく疲れていたので,350THB に負けさせると同時に,早朝 5 時に迎えにくるようにお願いしておいた。往復 200THB 負けさせたのに,タクシーの運転手はニコニコ顔だった(当たり前だ。往復 250THB も余計に払ってんだから!)。疲れていたし,英語が上手で色々話せたので,良いと思う。それにしても,バンコクのタクシー,侮れない。世界的に見ればまだましな方なのかも知れないけど…。日本でも観光客はこんな感じでボラレているのだろうか。あるかも。

ちょっと話し込むと「マッサージどう?」と,風俗の勧誘をしてきて,やはりそうかと思う。タクシーの運ちゃんが風俗店と結びついていて,観光客を風俗に案内するという構図は,韓国でも同様だった。

ふらっと寄った街で,見知らぬタクシーの運ちゃんと談笑できるようになったのは,ここ数年で大きく成長したところだろう。空港まで乗り付けて,最後に彼と固い握手をし,最後は「また来いよっ!」と送り出してくれた。

混沌とした複雑な何かが奥底にはあって,手放しには素晴らしいとは言えないものの,タイ人の気質は,けっこう好きだ。そもそも私は,日本やアメリカでは,けっこう礼儀正しくて引っ込み思案な方なので,タイに来るとちょうど社交的でいい塩梅になるのかも知れない。