空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

朝サーフィン

低気圧が近づいているため,海は少々荒れていた。サーフィンを始める前の自分だったら「溺れる」とか「怖い」といった言葉を思いついて,ただ眺めるだけだっただろう。私の人生からそういう恐怖心(疑心暗鬼?)が取り除かれただけでも,ここ一年のサーフィン修行は無駄ではなかった。

しかし,肝腎の波乗りは,相変わらずだ。ヘタレである。観察によると,波に乗る位置が低すぎて,速度が全然出ていないようである。そうかといって,高い位置で乗ろうとすると,波を追い越してしまったり,リップの部分に巻かれて wipe out してしまったり,なかなか調整が難しい。プロのサーファーはロングボードでもホイホイとターンしていたけど,まだまだそんなレベルには全然達していないようだ。サーフィンにはまず持久力,そして波を見極める観察力と経験,臨機応変な対応をする判断力と,そしてやると決めたら一気に突っ走る瞬発力が必要。…そうかと思いきや,年配のサーファを見ていると,そのどれとも異なる「自然体」で乗っていたりもする。奥が深い。

本日もイルカに遭遇。今日は2mくらいの至近距離まで接近してきた。「ぶほっ,ぶほっ」と呼吸しながら通り過ぎていくのを眺めて,ふと,自分の身長を遥かに越えるような野生動物たちとリアルに触れ合う経験なんて,小さい頃に山登りのときに遭遇したツキノワグマ以来だと思った。

なんて素敵な遭遇!これで一日気分が良くて,仕事も素敵にはかどるかといえば,そういうわけでもなかった。