空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

学会

SIGGRAPH に参加する人を送りに San Diego まで行く。久々にあかでみっくな人々と会話。畑違いの人々と会話をすると,いかに普段の生活が「金」と「時間」にまみれているかというのが良く分かる。いっぽう,金と時間にまみれていないぶん,アカデミックな世界には勝者と敗者,それにまつわる怨恨の類の噂話が多いのが興味深い。

「学会」とか,そういう同業のコミュニティから疎遠になりつつあるのは,寂しいことである。今年の残りの時間は,もう少し,そういう横のつながりをもう少し模索してみよう。

働き始めてから,最初の一年くらいは,まだまだ私もアカデミズムが抜けきれていなくて,こっそり特定の分野の論文を読んだりしていたものだが,その後はすっかり「流行のネタ」ばかりつまみ食いするようになってしまっている。今日は久々に,私の現在の専門分野の秘蔵の教科書を引っ張り出して,読みなおしてみた。1996年出版の本だが,一本筋が通っていて,今でもぜんぜん色あせていなかった。