空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

Emacs with X11 on MacOSX

普段,Mac で Objective-C 以外のコードを書くときには Carbon Emacs を利用している。しかし,描画の遅さ,特にスクロール時に一瞬チラつくのが許せなくて,X11 上の Emacs に乗り換えようかと検討してみた。
CVS から最新のコードを取得し

% ./configure --without-carbon --with-x
% make bootstrap
% sudo make install

し,さらに X11 の Preference... ダイアログで「Enable keyboard shortcuts under X11」のチェックボックスを外す。次に,~/.Xmodmap にて以下のようにキーボードのマッピングを変更した。

clear Mod1
clear Mod2
keycode 63 = Mode_switch
keycode 66 = Meta_L
add Mod1 = Meta_L
add Mod2 = Mode_switch

これで大体違和感無く使えるようになった。フォントはプリセットの fixed を使って .emacs 中で window-system の値を cond してフレームサイズとフォントの設定を追加した。

PDF や Web ブラウザのようなビューワ以外にはアンチエイリアスや半透明窓なんて必要ない。ただひたすら速く実用的に動けばいい。というのが私の信条である。それと同時に,X11 と Aqua を rootless に混在させて使う,というような中途半端な使い方もあまり善しとしない。すると必然的に full screen という選択肢を選ぶことになる。

PC に触れる時間の半分はコードを書いているので,これからは Mac を使いつつも,実は X11 で過ごす時間が長くなりそう。これって,何か間違っている。

#追記
当面は Emacs しか使わないので rootless モードにして Emacs だけ起動させることにした。これでも,そこそこ違和感く使える。