2006-07-16 歴史もの Book 文庫本を大人買い。宮本武蔵は(五)まで読んだ。原作では,くさり鎌の宍戸梅軒とも闘わないとはね…。正月にやっていた時代劇は何だったのか。この世界に一体,何が起こったのか。 お通さんの純愛も,又八のご乱心も,だんだんドタバタ喜劇に見えてきた。しかし,そうかといって,この物語の骨子が損なわれているわけではない。むしろ,バランスを整えるために重要な役割を果たしているようだ。素人ながらに思う。 買い物をしながら,頭の中で,自分のことを「拙者」と呼ぶ自分がいる。夢の中でも「ござる」と申す自分がいる。言葉の世界は実に奥深い。