空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

プログラムと数学

一度実装したロジックを「きれいなプログラム」に書き換える作業を行う。機能として何も生み出さないこの時間が,何とも楽しい。「きれいなプログラム」を書くのは,プログラマはみんな好きだと思う。で,「きれいなプログラム」って何だろうと考えてみた。
「きれいなプログラム」を作るための書き換え作業は,数式変形である。
と思ってみてはどうだろう。
学生の頃,数学に熱中していた頃は,エレガントな解法を探すために「あるべき形,より generic な形」に当たりをつけて式変形を試みるような,そういう問題の解き方をしたものだ。最近は,数式から縁遠い世界にいるなあと思っていたけど,こつこつと「きれいなプログラム」を求めてプログラムをいじる作業に熱中する理由は,かつての数学でやっていた作業と,そこで繋がるのかも知れない。
最近,友人に「xoinu の書いたコードは今まで見た中で一番きれいだよ」と誉められたので,ちょっと最近,意識しちゃっている(おめでてーな)。しかし高校生のころは,友人に「xoinu の数学の解答は,独特すぎて,見ても参考にならない」とも言われたことがあるので,このへんは,注意が必要だ。
ともあれ,この考え方を受け入れると,今までは「きれいなプログラム」イコール「プログラマ(自分)のエゴ」と,すこし後ろめたさ感じていたものが,しょせんエゴには変わりないんだけど,ほんの少し高尚なものとして正当化できるようになる気がする。