空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

Google Trends で遊ぶ

ちょっと前に出た Google Trends で遊ぶ。このサービスは Google でキーワードが検索された回数を,時間軸と地域別にグラフ化してくれる。ある程度,人々の「関心」を知ることができるのが面白い。まえにもGoogle Fightというサイトがあったが,Google Trends は Google Fight に時間軸と,地域情報が追加されたものとも言える。やはりデータを押さえている本家は違う。それにしても無料で公開しちゃうってのもスゴいなあ。
昨年代ブレイクしたレイザーラモンとかギター侍を検索してみると,一発屋ぶりが哀しいくらいよく分かる。面白いのは,自分にとっては同じ一発屋でも,その関心の大きさは全然違ったということ*1。ただ流行廃りそのものでは無くて,検索の流行廃りを表しているので,必ずしもその人の影響力とか,経済効果とかを表すものではない。んでも相関はあるはずで,よく○○総研が出す「経済効果」の試算とどの程度参考になるのか興味がある。横ばいの部分の絶対値,うなぎ上りの部分,ピーク値などは,何かの指標として使えるんじゃないだろうか。
例えば,よく人気のエントリに表示されるしょこたんを検索してみると,確かにすごい勢いがあることが分かる。今やネット上の話題としてはあややをも凌ぐ勢いだ。
ホント色々試してみたのだが,あと面白かったのは道路公団というキーワード。何故か年三回,地方で盛り上がっている。この時期に私の知らないところで重要な会合が開かれているのかなどと訝しくおもったりもしたけど,よく考えてみたら年末年始,ゴールデンウィーク,お盆休み,にピタリと一致していた。季節ものということで,高校野球を調べてみると,開催前に一度高まった関心が一旦,落ち込む現象が確認された。いちおうどんな弱小都道府県民も,最初は地元の高校に期待してるんだけど,早々に負けてしまい,一度興味を失うんだけど,終盤になってまた興味を持ち出すとか,そんな人々の行動が,このグラフの動きの原因なのかも知れない。
ひとしきり遊んで感じた。興味さえあれば,なんだって調べることができる世界になったんだなあと。これが高速道路が敷かれたってことなのか。

*1:本当は,これにネット社会の大きさや,検索エンジンの知名度,Googleのシェアなどを考慮して補正しなければならない。