空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

Webがデスクトップを飲み込む形で融合する

昨日,寝る前にそんな予測を立ててみたら,既に同じような内容の記事が出ていた。きっとどこかで聞きかじっていたのだろう。Webがデスクトップの代替物になりつつある要素としては

  • Ajaxなど,インタラクティブなインターフェースが浸透しつつあり,通常のアプリケーションとの境界が曖昧になっていきそうなこと。
  • インフラの充実。ネットワークの高速化やオンラインストレージの容量・信頼性ともに高まりつつあること。

などがある。しかし根底で僕の確信を支えているのは,それプラスαのWebの魅力で,さいきんはてなで体験している,今までとは全然違った形の情報体験によるものが大きい。
ブックマークやダイアリーを通して,ブラウザの後ろ側で何千何万の人と情報を共有している実感。何百何千何万という小人さんたちが色んな情報をかき集めて来てくれたり,情報を誘導してくれるのだ。そして,ときにはこうして誘導したりもする。はてなダイアリーをやってみて実感したのは,新参者でもちゃんとコミュニティに対してけっこう大きな「発言権」を持っているということ(有名サイトにトラックバックを送るだけで結構,読んでもらえる,これはまあ諸刃の剣だ)。あるいははてなブックマークを使って自分にとって有益な情報に「投票」する事もできる。ある意味「ニュースのオープンソース開発」の実験場なのだ。この感覚は僕の中では,まるで天地がひっくり返るくらいセンセーショナルなものだった。
まだはてな市民になったばかりの僕。「理解しあうことのない「二つの別世界」の予感」というコラムは,僕が最近跨いで渡った二つの世界の「隙間」を冷静に描写しているような気がして,非常に興味深い。

…てな事を書くと,いつも「おとなり日記」さんは,たいていもっと進んだ考え方をしている。「ぎゃあ」と驚くしか無いです。(『おとなり日記』は『コメントを書く』から辿れます)