空想犬猫記

※当日記では、犬も猫も空想も扱っておりません。(旧・エト記)

Beethoven Sonata # 14 "Moonlight" Op. 27 No. 2

先ずは第一楽章から。2週間くらいで大体音は出せるようになるが、旋律の輪郭の描き方は無限にあるような気がしていて、弾いていて飽きない。www.youtube.com第二楽章、変ロ長調のスケルツォ形式。フラットが5つ付いた楽譜を譜読みをして鍵盤上の動作に変換す…

Chopin - Largo in E flat major , Op. posth.

ショパン 2 曲目は、昨年のショパンコンクールで反田さんも弾いていた Largo in E flag major。今の自分の楽譜の処理能力が追いつくと思われたので挑戦。www.youtube.com最初の Prelude Opus 28, No 4 が左手の和音の練習だとしたら、この曲は右手の旋律にも…

Chopin - Prelude Opus 28, No 4

ピアノを始めた動機のひとつは、ショパンの曲を弾きたいというものだった。そのための最短経路として選んだのがブルグミュラーの25、そして18の練習曲であった。未だに18の練習曲の最後の曲は完成していないものの、少しずつ弾きたかった曲に挑戦していこう…

Rust独学メモ3

テストの書き方 Unit テストと Integration テストで、書く場所が異なる We create a tests directory at the top level of our project directory, next to src. Cargo knows to look for integration test files in this directory. We can then make as m…

Rust独学メモ2

モジュール Rustにおけるモジュールは、C++における名前空間のようなもの。アクセス指定子を付けることによって公開・非公開をコントロールできる。 Start from the crate root: When compiling a crate, the compiler first looks in the crate root file (…

Rust独学メモ

PackageとCrate 最初にRust入門した時には、cargo newして、コードを実装して、テストを書いて、何となく動いたわーい、って誰しもやると思う。でもある程度構造化されたプログラムを組もうとするとユーザ定義型・メソッド・関数 < モジュール階層 < クレ…

続Rust雑感

Rust雑感 - 空想犬猫記を書いてから、おおよそ5年が経とうとしている。Rustはその後も進化を続けて、ついにはLinuxのデバイスドライバの開発言語の地位を得たり、Androidの新規開発のデフォルトの言語にもなり、具体的な成果も報告され、ついに外堀が埋まっ…

Spinning Song

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の18曲目。112 BPM で、ぜーんぶ半拍三連符である。単純計算で、1音に0.089秒。1秒間に11.2音出さなければならない。 これまで、頑張って練習してきて頂についたと思ったところの、最後の最後で地獄のような…

March

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の17曲目。アルペジオの練習。4拍子で、半拍先に音が入って来てウキウキする。全体的に拍のとり方が分かりやすいので、四拍子の強拍・弱拍の考え方を理解するのに良い曲と思われる。録音で聴く以上に生演奏が…

Parting

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の16曲目。2、3、4和音の連打で構成される音楽。連打の練習なのだろうけど、しっかりと音楽になっていて楽しい。大体4小節ごとに区切ると A→B→A→B→C→B→C→B→D という構成になっている。弾けるようになるまでは…

疲れないクロール

家族が帰省して、しばらく一人暮らしの日々が始まった。一人でいるときは、一日のルーティーンを決めておくと心穏やかに過ごせるので、その一環として、夕食後にプールでひと泳ぎすることを習慣化した。大体30分くらいかけて、1500m 泳ぐのが目標。このペー…

Sylphs

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の15曲目。 ト短調八分の三拍子、一音目が三連符になりがち。最初の一行(5小節)を音楽にするのに3日を要したけれども、最初の5小節のリズムと音を理解すれば、その先は少しずつ先に進めそう。録音された音…

Song of the Gondolier

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の14曲目。13曲目の「The Storm」がまだ半分の速度でしか弾けるようになっていないけれども、煮詰まりつつあるので先に進む。黒鍵が多めなこと以外は、特に難しいところは無さげ。黒鍵はあまり使わないためハ…

The Storm

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の13曲目。最初にこの練習曲集を始める前には、想像を絶するほど超絶技巧に聴こえたこの曲も、ここまで来るとなんとかテクニックに分解可能になってくるから不思議である。The Pearls を始めたときに「ラスボ…

Awakening in the Woods

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の12曲目。オクターブ奏法の練習。スタッカートを意識して、沢山の鍵盤を押しても重たくならないように気をつけながら練習。終始同じズンチャカのリズムで、最後は怒涛の盛り上がり。弾いていて楽しいけれど…

A Young People's History of the United States

2022年の積読消化2冊目。A Young People's History of the United States: Columbus to the War on Terror (For Young People Series) (English Edition)作者:Zinn, HowardTriangle SquareAmazonアメリカ大陸の発見から建国、そして現在までを覇者の視座では…

To Explain the World

2022年の積読消化1冊目は、ワインバーグ博士の「To Explain the World」。物理学徒にはお馴染みの物理学の教科書を書いた先生による、物理学の歴史本。後半の science revolution 以降の話は馴染みのある話が多かった。それ以降の現代的な「物理学」成立する…

2022年の目標

2022年元日。年末にゆっくりとクリスマス休暇をとって、自宅でゆっくりと新年を迎える。日本では、年末ぎりぎりまでキッチリ仕事をして、お正月休みをしっかりとって一年の計を練るのが普通だと思われるが、アメリカにはお正月休みという概念が存在しないた…

Serenade

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の11曲目。終始、美しくも単調なメロディラインをが続く中で、どうやって色を付けて曲として表現するか。演奏で付けられる色成分が多いタイプの曲。それに加え、装飾音を弾くときに中指、薬指と小指が多く使…

Velocity

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の10曲目。曲名に「Verociry(邦題:すばやさ)」とあるので、やはり指定された速度で弾けるようになることが肝なのかなと思いつつ練習。左手でブンチャッチャ、右手で旋律を弾くタイプの曲は、子供のころに…

Morning Bell

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の9曲目。ここまで来てようやく半分。変イ長調。黒鍵を多用する。 4~5和音で、音域も広く重厚なハーモニー。綺麗に響かせるための音のバランスを試行錯誤する 前奏と後奏では、右手がメロディと伴奏を兼ねて…

Agitato

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の8曲目。176BPMの16分音符がひたすら続く曲。鬼畜、否、鬼教官。三分の一くらいの速さで弾けるようになってから徐々に目標のスピードに上げていく方針。少しゆっくり目でも曲としては成立する感じはするけど…

Lullaby

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の7曲目。一見すると、メロディラインは単純で、リズムは単調。簡単そうに聴こえる。ただ、右手の旋律以外の音が左手と連携して伴奏を兼ねるところが、演奏技術としては高度であると思われる。理屈は分かった…

The Merry Maiden

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の6曲目。最初から最後まで、右手で2音をスタッカートで弾き続ける。地獄。ブルグミュラー師には珍しく、ひたすら単なる練習っぽい練習曲。きれいに弾けるまで右手を鍛える。ここまでやってきて、この練習曲…

The Spring

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の5曲目。4曲目の Gypsies とは打って変わって、単純な旋律に装飾がこれでもかと付いている。怪我をせずに練習するにはどうすればよいのだろう、と練習する前から悩むくらい疲れそうな曲。これは練習でどうに…

The Gypsies

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の4曲目。難しい。25の練習曲で初めて「Austrian Dance」を弾いたときに、体の中にないリズムに戸惑った(しかし今では最も得意な曲の一つになった)のと同じように、この曲もまた自分の体内に記憶されていな…

The Shepherd's Return

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の3曲目。序盤なのでシャープも一個で読みやすい(ト長調)。25の練習曲に比べて、1音1音のアーティキュレーションの指示が細かいので、しっかり弾きこなすのは難しい。裏を返せば、趣味としてコツコツ弾き込…

The Pearls

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の2曲目。音楽の構造を知る前に楽譜を見ると、今までにない32分音符の連なりに「いきなり城の外に出たらラスボス出現か!」と凍りつく。しかし、そこにはしっかりとカラクリがあった。まずは32分音符を全部無…

Confidence

Burgmüller 18 Characteristic Studies Opus 109 の1曲目。新たな旅の始まりである。日本では「18の性格的な練習曲」として翻訳されているが、一体「性格的」とはなんぞやである。「特徴的な」と言ったほうがより正確だと思われる。楽譜は装丁が綺麗という理…

2021年の目標

前回の更新から一月以上空いてしまったけれど、相変わらず毎日ピアノの練習は続けられている。子供の頃から心残りであった「エリーゼのために」と「トルコ行進曲」をひとまず通して弾けるように練習しながら、25の練習曲以降の計画を考えていた。「エリーゼ…